2012年6月1日付で硬膜外自家血注入療法(ブラッドパッチ療法、epidural blood patch; EBP)が先進医療(第2項先進医療63番)として認められました。
硬膜外自家血注入療法とは、脳脊髄液が漏出している部分の硬膜外に自家血を注入し、血液と硬膜外腔組織の癒着・器質化により髄液が漏れ出ている部分を閉鎖し、漏出を止める治療法です。起立性頭痛を有する患者で、脳脊髄液漏出症の画像診断基準に基づき確実であると診断されたものが対象です。治療後1~7 日間の臥床安静の後、退院となります。約8割の患者に有効とされています。
むち打ち後遺症として脳脊髄液減少症を患う数十万人の患者にとって朗報ですね。生命保険では先進医療特約が活用できますね。