今回掲載メルマガは、
手紙&はがきの書き方シリーズ 〜第5弾〜
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新規のお客さまをご紹介いただいた方へ感謝の意を伝えるには
トップセールスの方にどのようにして新規のお客さまを獲得しますか?
とお尋ねすると・・・
ほとんどの方が「お客さまからのご紹介」と答えます。
なかには、新人時代を忘れないためにあえて新規開拓に
飛び込み営業をするという方もいらっしゃいますが、
多くはご紹介なしにはビジネスは成り立たないでしょう。
みなさんは、お客さまからのご紹介で契約が成立した場合、
どのようにお礼をされていますか。電話で済ませる、
メールで挨拶する、お訪ねしてお礼を申し上げる……。
いろいろな方法があると思いますが、礼状のひとつでもお送りして、
まずは書面でお礼をするというのはいかがでしょうか。
○○○○様
拝啓 寒冷の候、○○様におかれましては
益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、おかげさまをもちまして、先日ご紹介を賜りました東京の
△△様とお目にかかり、ご契約をさせていただきました。
これも○○様のご丁寧なご紹介の賜物と存じ、厚く御礼申し上げます。
このうえは○○様のご足労にお応えすべく、精神誠意ご対応させて
いただく所存です。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
後日、ご挨拶いたしたく存じますが、
取り急ぎ書中をもちまして報告かたがた御礼を申し上げます。
敬具
以上が、自称筆不精のセールスパーソンYさんのお礼のフォーマットです。
ここにお客さまの名前を入れて、文面も多少アレンジしながら
手書きで出されています。いくつかパターンをもっていて、
さらに御礼、お祝いなど分類しています。
便箋や切手などとセットにしたケースに入れ、それを持ち歩いています。
事務所や自宅に戻ってから書こうとするとどうしても
面倒になってしまうから、喫茶店での打ち合わせや
営業のわずかな時間を使い、フォーマットを見ながら
一気に書き上げます。本人いわく、筆不精だからできるお礼状だそうです。
かつては電話で「ありがとうございました。またよろしくお願いします」
などとお礼をしていたそうですが、この手紙にしてから
ご紹介のリピート率が明らかに上がったとか。
「本当はすぐにお目にかかってお礼を申し上げれば
いいのでしょうが、なかなかできません。
まずは礼状を出して、感謝の気持ちをお伝えしています」
料理はひと手間でおいしくなるといいますが、
営業もひと手間でより大きな結果が残せることもあるようです。
(2011.1.26配信 ASSUMEメルマガ)